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執筆者の写真聡 大谷

IVI公開シンポジウム2023-Spring-にて検査の自動化・高度化について成果発表

更新日:2023年6月2日

2023.4.6


2023年3月9日、10日にIVI(Industrial Value Chain Initiative)主催の公開シンポジウム2023-Spring-にて、2022年度にWG(8C02)として取り組んだ「AI利活用による外観検査の自動化と高度化」の活動成果を発表致しました。


当社は2021年度からIVIに参加しており、本WGにおいてファイシリテータをさせていただきました。この一年間、塗装板の検査の自動化を目的に、WG内のメンバーと知恵を出し合いながら、実証実験を行い、その最終発表をさせていただきました。


ご存じのとおり、今後我が国では労働人口の急激な減少が予想されており、あらゆる面で省人化が課題となります。生産・製造工程における各工程の自動化が進められていますが、他の工程に比べて検査工程の自動化が遅れているのが現状です。検査の自動化のためには、撮像技術、AIなどの画像認識技術、搬送系のメカ機構など、様々な技術が必要になります。特に画像認識技術は、従来は人による目視検査との性能の乖離があったのですが、近年の深層学習(Deep learning)の技術の発展により、これまでできなかったことができるようになってきています。


今回のWGにおいては、以下の課題に重点的に取り組みました。

  1. 塗装検査で発生する様々な不良を画像化すること

  2. 大きな塗装板全体を自動的に撮像できるようにすること

  3. AIで各種不良に対応すること

WGには、様々な経験と技術を持ったメンバーが集まっており、上記の1と2は色々な知見を融合して、撮像装置を構築しました。そして、3のAIの技術は弊社のこれまで培ってきた画像異常検知手法を活用しました。

弊社の開発したAIでは大きさ1mmにも満たない微細な異常も高い検出精度で判定することができ、塗装検査の実用化に向けて前進した結果となりました。


検査を自動化していきたい、検査の自動化に課題を抱えられている方は是非当社までご相談ください。弊社では、AIの部分だけでなく、検査自動化の構想から実際の開発までトータルで実現化に向けて支援させていただきます。














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